2012年8月12日日曜日

今更ですが、新しいマーケティング。 Peer Influence-Based, Community-Oriented Marketing

HBR Blog Networkに掲載された "Marketing is Dead” は、従前のマーケティング手法は顧客の関心を喚起しない、もたらされる成果が明確でない、ソーシャルメディアが主要なコミュニケーションツールとなる環境下においてはそもそも機能しないとして、新たなマーケティング手法の導入を提案している。

具体的な取り組みは以下のとおり。

・コミュニティマーケティング(信頼度が最も高い(と顧客が感じる)情報を生み出す口コミを促すためのマーケティング)の再生

・インフルエンサー(他の顧客の消費行動に影響を与え、単に消費する以上の価値をもたらす顧客)の発見
マイクロソフトのMVP (Most Valuable Professional)

・社会的資本(評判、ネットワーク、新しい情報へのアクセスなど)の形成支援による、インフルエンサーへのインセンティブの付与
National Instrumentsによる中間管理職支援

・顧客との共同によるソリューションの企画
フロリダ州における若者による若者のための喫煙防止活動 (Students Working Against Tobacco (SWAT))

エンタープライズのESQiが念頭に置いていたような、顧客をリピーターにしてしまうほどの高い満足度の達成に加えて、それを他の顧客にも影響力のある形で伝播してもらうことを促進するのが今後のマーケティングの果たすべき役割であり、実際にそのツールを提供するものとして、Zuberanceによるソーシャルメディアプラットフォームのようなものがあるというお話。

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