他人の話を当人のいないところでする、ゴシップは失礼であり、感情や評判を損なうものであると教えられている。しかし、現実には誰もが何らかのかたちでゴシップ(肯定的、中立的、否定的なもの全て)に関わっている。また、そこから多くの情報を得ていることも事実である。
特に、会社などの集団においては、フォーマルな情報に加えて、ゴシップなどのインフォーマルな情報が、社内の最新の状況、フォーマルなルートには乗りにくい情報の流通を助けている。また、そうした敏感な情報を共有することで相手の信頼を獲得したりすることもできる場合がある。
誰かの家族や個人的な事柄についてのゴシップからは距離を置くべきであるが、私たちが通常考えるゴシップの多くは肯定的なものか中立的なものである。
ゴシップについて話すことにより、自らの影響力を高めたり、相手にそう感じさせることも可能である一方、ゴシップは自らの評判を傷つける可能性もあるので、話す相手は信頼できる人に限定しなければならない。まだ親しくない相手とは、無害な他愛のない話から徐々に初めていくほうがいい。また、電子メールで送信した情報は拡散してしまうという認識でいたほうがいい。
ただうなずいたり、「そんな話知らなかった」と言っていれば、ゴシップの情報を得ることは可能であるが、否定的なゴシップに遭遇したときは、疑問を投げかけてみたり、貶されている人の良い行いを披露したりするという対処法もある。
ゴシップ対処原則
すべきこと
- 社内で起きていることについて知るため、インフォーマルな関係を使って情報を集める。
- ゴシップの伝達手段についてよくよく検討する。
- 自分の言葉がどう自分に跳ね返ってくるか考える。
- 不要であったり、他愛のないゴシップに関わらない。 (ゴシップは人との関係を築くのに良い手段である)
- 上司の前でゴシップについて話す。
- 同僚に対する否定的なコメントに目をつぶる。
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