2012年9月13日木曜日

どこでもエアバッグ Hövdingは化ける(気がする)

既に和訳されている情報もあるが、気になった製品があったので、思ったことを簡単に書いておく。
The Invisible Bike Helmet: An Airbag On The Go (TechCrunch)
上記記事の日本語版
The invisible airbag helmet Hövding (David Report)


TechCrunchの説明を読めば分かるように、これはスウェーデンの工業デザインを専攻していた女性2人が生み出した、Hövdingという首に巻きつけるエアバッグである。



よくヘルメットを被らずに自転車に乗っている人を見かけるが、そんな人たちにも使ってもらえるように、ヘルメットの代替物として研究開発された。加速度計とジャイロ・センサーを活用して事故を感知し、作動するとのことである。市販も始まったが、600ドルという価格と一度きりしか使用できない欠点もある。


ただ、ちょっと考えてみると、Hövdingの持つ機能は、自転車に乗っている人を保護するに留まらないと思うようになった。別に歩行者が着けていてもいいのではないか、と。外出する子どもに着けさせてもいいかもしれない。注意力不足な子どものほうが外で事故に遭う可能性は高く、着けさせたいと思う親は相当数いると考えられる。


であれば、普通のヘルメットを被らせておけばいいと思うかもしれないが、大きな違いとして、Hövdingは首から上を完全にガードすることができるということだ。さすがにフルフェイスヘルメットを被るわけにはいかないだろう。


また、感知する設定を調整すれば、単に自分で転倒した場合にも使えるようになり、ご年配の方々にも使ってもらえるかもしれない。そういう方々にはお尻から腰にかけての部分を保護するエアバッグを売り出してもいいかもしれない。


発表されてから2年間くらい経過しているようであるが、そんな使い方は考えていないようだ。

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